初恋タイムスリップ【完】
「お父さんのせいじゃないよ!


私がいけないんだ、


私がT音大付属高校におちたから!

お母さんの期待に応えられなかったから!だから!」



お父さんは、ゆっくり首を振った。



「美音。美音はよく頑張ったよ。

自分を責めるのはやめなさい。

美音は美音の道を歩くんだ。

親の顔色をうかがう必要はないんだ。


もっと早くこれを、美音に言いたかった」








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