初恋タイムスリップ【完】
女の子はニコニコ笑っていた。



かわいい子だなぁ。


小学校…2、3年生ぐらいかな??


ってなんで私の部屋にいるのよ!


「あの…誰…かな?」



女の子は、ふふっと笑った。



そして

「ねぇ、過去を一年間だけ修正できるとしたら、いつに戻りたい?」

と訳わからないことを言った。


「過去?修正?…そんなことできるわけないじゃない」



するとまた女の子は、ふふっと笑って

「ねぇ、いつに戻りたい?」

と聞いてきた。


この子は何を言っているんだろう。


あ…これは夢か!


夢なら夢で…


戻りたい過去ねぇ



やっぱり、成海くんに別れを告げた日に戻りたい。


別れるなんて言わないんだ、

そしてお父さんともっと話しをして、お母さんが死なないように…




本当に修正できたら…







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