ドーンッッッ!!



真剣な表情で『ここまで、分かりましたか?』と尋ねてくるルナ。



…あくびをかみ殺す事に必死な俺は思わず本音が口に出てしまう。



「…なんだか眠くなる話だな」


しまったと思ったのは彼女の泣きそうな顔を見てからで。


「ご…ごめん。俺バカだからさ…。そういう話を聞いてもすぐには納得できない…です」



いくら謝っても いくら言い訳しても



ルナの機嫌が元に戻るわけでもなく。



「…いいですか?これは事実なんです。


納得できないのは心のどこかで疑っているからに違いありませんっ」



温和な筈の彼女が、俺から目を背ける位怒りで身を包んでいる。



「ごめんてば。な?もう、ちゃんと聞くから!


こっち向いてくれよ」


俺にそこまで言わせるとは…!!


コイツ、侮れねェ!!



ルナは渋々 と言った感じでこちらへゆっくりと向き直り

(目線は相変わらず外されていたが)話の続きをぽつぽつと口にし始めた。





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