ドーンッッッ!!
もう一度受信フォルダを開いて、その文章に目を通す。
初めはアルファベットだった文字が、カタカナを交えて
最後はカタカナ表記で文が終わっている。
何だかこのメールの最中に進化をしている様な
そんな風にも思える文章で。
見れば見る程に不快感が脂汗となってにじみ出てくる。
「……間違いメールかもしんねーし」
目の前の問題からさっさと逃げる様にそのメールを削除。
そしてケータイをソファーにぶん投げて
煎餅布団から昇進した、寝心地の良いベッドに寝転ぶ。
俺の気も知らず、風呂場から聞こえる籠った鼻歌を聞きながら
「寝よ…」
静かに瞼を閉じた。