ドーンッッッ!!




教えてもらった場所には、確かにお目当ての物があった。


一応使用期限をチェックして、問題が無かったので水と一緒に飲みこんだ。


コレで痛みが引けばいいのだが。



「……タイヨウ……」


「んー?…何だ、アイユから話しかけてくるなんて珍しいな。ってまだ出会ってそんなに経ったわけじゃないけどさ」


「………ここ、座って」



彼女が指定したのは、自信の目の前の席だった。


不審に思いながらも、一応言われたとおりにしてみる。



「……どした?」


「……貴方と、あの少年が頭を悩ませている問題について…。

隠さなくてもいい。私たちは全て分かっている。


メールの件も、ルナが同級生から聞いた情報がある。



きっとアレは



ガンノード」



「……え?」



ち…ちょっと待て。


メールの件を隠していたのは、こいつらに余計な負担を与えないためだと…俺は思っていた。

きっと達の悪いイタズラだろうと。


空澄だってきっとそう思って……アレ?でも、あの時…。ルナが目を覚まさなければ、空澄は何を俺に語っていたのだろうか?


もし、空澄がガンノードの仕業だと予想していたとして、何故それを二人に話そうとしない?それで彼になんのメリットがあるのだろうか。


…ダメだ。単純な事だけを言われた筈なのに、何だか頭を引っかきまわされたみたいに考えがまとまらない。



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