Curvilinear.8

※『そんな日常』※


５時限目の体育の授業も終わり６時限目…教科は数学だったのだが俺は睡魔に襲われそのまま撃墜…夢の世界へ直行した…
目が覚める頃には授業も終わり後は帰るのみとなった…今日は部活動は休みであり朝に友也が言っていた用事に付き合う事にして学校を後にした…

街へ行きゲーム屋を覗いて友也がゲームを買ってそれから男４人で街をぶらぶらしながらゲームセンターへ行き格闘ゲームで盛り上がった…っと毎日同じではないが似たような日々を俺達４人は一緒に過ごしていた…

「はぁ～勝った勝ったぁ～」
友也が満足そうな顔で先導を歩いていた…
「少し手を抜いてくれよ友也…」
「腕磨けよ慶太郎～」
「うっ…」
「さぁて…悪かったなみんな俺の買い物に付き合わせて…」
「気にすんなよ」
「そのゲームの感想聞かせてよ」
「あぁ」

そして丁度『十字路』で俺達は東西南北と綺麗に別れ…それぞれの家路にへ向かって行った…
まぁ…俺はみんなとは違って帰っても両親ら家族はいねぇんだがな…
まぁ少し暗い話になっちまうんだが俺が中学に上がる一週間くらい前に両親ら家族全員で近くのスーパーへ車で向かった…呆気ないモンだった…トラックの余所見運転が原因で交通事故…家族全員死んじまった…俺が生きていたのが奇跡らしかった…
つぅ訳で今はアパートで一人暮らし…親戚の人らには『ウチに来てもいいよ』とは言われてるが正直迷惑はかけたくねぇしそれに遅かれ早かれ一人暮らしするかも知れない身なんだし前向き思考で考えて抜いた結果、俺は中学生ながら一人暮らしを始めた…幸い両親らの遺産のおかげで資金は問題なく過ごさせて貰っている…