ケータイ小説ストーカー

花音がホームページのアクセス数が異常に増加している事に気付かず携帯電話を閉じた全く同じ時、萌絵は感想掲示板を見ていた。

書き込みをしたのは良いが、今度は返事が気になって仕方がなかったのだ。休憩時間になる度に、10回はアクセスしていた。


あ…返事がある!!

萌絵は周囲のクラスメイトやリアルな友達が不気味に感じる程に、満面の笑みを浮かべた。

一緒に弁当を食べている友達を気にする事もなく、必死にその文章を読んだ。


丁寧な文章の中にも特別自分だけに寄せられる親近感のある表現と、「いつでも訪問してね」という言葉に胸が熱くなった。

やはり、この人は特別な存在だ――そう思い込むには、十分だった。


午後からの授業中、萌絵は「もう二度と会えない」のレビューを、何度も書き直してはノートに下書きをした。

返事の最後に、「レビューも書いてくれると嬉しいな」という言葉があったからだ。


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