妹A ~5人兄弟+1~
―夕空―
「朋先生」
「はい?」
園庭で帰りのバスや親の迎えを待つ子供達と遊んでいた朋は、ふいに背後から声をかけられた。
「あぁ、夏希ちゃんのお母さん。こんにちは。今日はお迎え、早いですね。今、夏希ちゃん呼びます」
体にじゃれついていた園児達の腕を「ちょっと待っててね」と、ほどいて教室に行こうとした。
「いえ…、あの…先生、ちょっとお聞きしたい事があって」
「はい。何でしょうか?」
朋は明るく笑いながら聞く。
ゆるくウェーブのかかった髪が、朋をより、柔らかく見せていた。