妹A ~5人兄弟+1~
スバルは座ったままつかさを見上げた。



つかさの北極星を見上げる顎のラインが綺麗に夜空に重なる。



「なんだよ?急に黙って」



フッとスバルはこの「間」に不安を覚える。



「北極星…、カッコイイと思わない?」



「カッコイイ?」



つかさから出た言葉にホッとした。



「そう。だって、動かないんだもん」



「確かに…。道に迷ったら北極星を目印にしろって言うよな」



「でしょ?それってすごい存在だと思わない?」



シャープな顎のラインがスバルに向かって降りて来た。

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