【短編】俺と鬼畜でカワイイかまいたち



★ ★ ★


「つまりあなたは臭くて醜い豚以下の存在でありながら救急車が到着するまでの長い時間を高貴で可愛らしくある種の女神と言っても差し支えない私にあなた程度のミトコンドリアが話し掛ける事さえおこがましい存在がずっとその軟弱なゴボウのような腕で私の体の隅から隅まで触り撫で回し陵辱し匂いを嗅ぎハアハアしながら抱き締め続けて、あまつさえ『俺はお前を助けたんだ』と感謝を要求しさらには私の体を要求しあなたの前で恥ずかしさのあまり体を強ばらせ声を殺し悔しさに泣く私を自分の性欲もしくは征服欲を満たす為だけの道具、いわゆる肉便器の一つにしようというわけですか。その上でその私の痴態を携帯で撮りビデオ録画し私の体を一生あなたの好きなようにする。リアルダッチワイフの完成。つまりは肉奴隷にしてやんよ。泣け叫べ喚け。その阿鼻叫喚が俺をそそるのだ。ガッハッハ。という事ですか。そうですか。わかりました。私はあなたを殺しましょう。世界の為に。未来の為に。謝っても無駄です許しません。私の裸体を想像しただけでも万死に値するのですから」


「長いなぁ」


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