君に捧げる愛
「翼っ!!」
「おっす」
今、あいさつしてきたのは俺の友達の悠紀だ。
悠紀はとっても優しくて俺の反対の性格。
俺にとっては尊敬できるんだ。
あいかわらずモテるやつで・・・。



「なんだよっ!!あいかわらずお前元気ねぇなぁ!!」
笑いながら悠紀は言ってきた。
「うるせぇよ」
いつも俺は素っ気ない態度をとる。
それでも悠紀は俺に近づいてくる。
嬉しいのに言葉も態度にさえあらわせないんだ。







「そういやさぁ、彼女とはどうなの?」
「えっ?」
彼女というのは俺の話。
今、付き合ってる彼女がいる。
なのに、告られてるんだぜ?



「つ~ばさっ!!」
噂をすれば隣のクラスからやってきた。
「おぉ・・・亜由美ちゃんじゃん!!」
「あぁ・・・」
亜由美か・・・。
そんなに好きじゃないのに何で付き合ってるんだろう?
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