チョコは誰の手に【短編】
「んじゃ、俺あっちで待ってっから。」
えぇ~~っ。
置いてかないでよぉ~~(ToT)
「そんな泣きそうな顔しても無駄だから。人の告白シーンに付き合う趣味ねぇから。
まっ、頑張れよ。
骨は、俺が拾ってやっから。」
そう言って、私から遠ざかって行く淳司。
「相沢さん?」
私達のやり取りを、何とも不思議そうに田中 智が見てた。
「あはっ…あはは。天気いいね。」
天気なんかどうでもいいぢゃん…。
「そうだね。
今日は温かいね。」
やっぱ優しい…。