☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
揺れる心・重なる想い
「あれっ?あれは勉先生……?誰なんだろう隣の女の人……」


「あっ!こ・こんばんは…先生」


「ティアラ、どうしたんだ、こんな遅くに?あぁ〜〜デートの帰りか」 


「違いますぅ〜〜先生こそ、綺麗な方とデートですか・・」


「ん?何言ってるんだよ…妹だよ、僕の彼女になる、物好きなんていないよ」


「世の中には、そんな物好きもいますから」


「会ってみたいもんだな、その物好きに」


「探して会わせてあげますよーだっ!フーンだっ」


「気を付けて帰れよ、明日は、試験なんだろ」


「わかってまーす」


「元気な子ね、お兄さんにぴったりな子じゃないの」

「何、言ってんだよ、行くぞ」



「何よ、先生ったら……あれっ、……何、このドキドキ……これって…昔、先生が言っていた・・ドキドキ」


「えっ、やっぱり、私、先生が好きなんだ…先生を想ったら、心の奥が苦しい……」


時は過ぎ、ティアラも医師の卵として、成長した。勉への想いも変わりなく…
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