☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
始まりの場所へ
思い出は
いつも、隣に


「ありがとう…勉…あなたは私の一生の宝物です」



あれから、三ヶ月が過ぎたある朝……


「……うっ……この吐き気は……」


急な吐き気を催し、ティアラは洗面台に


「赤ちゃん…?」


ティアラは確信していた
勉の子供を……
嬉しさがこみあげ、涙が溢れた


「きっと、赤ちゃんが……」


仕事の準備をして、職場の病院へ走る



「あっ、ティアラ先生?何か?」


ティアラが訪れた場所は産婦人科


「ティアラ先生が、こんな場所に……ハッ…もしかして…」


「はい・・・そのもしかしてなんです……多分…赤ちゃんが」


「おめでとうございます」

「あっ・・・先生!まだ早いですよ、それを確かめに先生の所に来たんですから」


「あっ、そうでしたね…(笑)」


「まだ、診察前ですけど、確かめていただけますか?」


「はい、いいですよ、では、診察台の上に」


「えっ、………」


診察台を見て
ティアラは赤らめた
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