☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
命の笑顔
時間が過ぎ
帰国の日


「じゃぁ、ジータ、次会う日まで元気でいてよね、めう昔の私を知ってるのは、あなただけなんだから」


「あぁ、お前も真弓を産んで、お前の様に育てろよ」

「さよならは言わないから、また、会う日まで元気で」


「あぁ、お前もな」


その日まで
約束をした二人は
少しずつ距離が離れていく

借りた車を走らせ、ティアラは空港へ
たった1日の帰郷

ティアラには十分な時間だった



「ジータ・・・今の人、ティアラ先生じゃ・・」


「そうだよ、エレナは必ず、俺が日本に連れてやるから、あの時、ティアラにした約束を叶えさせてやるから……勉先生と同じように」


エレナ…


以前、勉とティアラが来た時、別れ際に、先生になると約束した少女だった


「私も、なるよ、ティアラ先生みたいに、そして、ジータを私が守る」


「エレナ……」


エレナはジータを愛していた


やがて…
ティアラの乗った飛行機は日本へ、飛び立った
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