☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
入院初日…


「あやこ先生……腰がなんだか痛くて…」


「あら、いよいよかな?少し早まりそうね」


「あぁ〜〜何だか、ワクワク、ドキドキしてきた」


「〜元気な赤ちゃんを授かりましょうね」


「はい、よろしくお願いします」



その日の夜・・・


「あやこ先生、ティアラ先生の陣痛が始まりました」

「わかりました、内診しましょうか」



「初産にしては、かなり順調〜〜子宮こうも開いて来てるし、問題なしね。赤ちゃんの心拍も大丈夫」


「あやこ先生…腰が、凄く痛い!ハァハァ……」


「間隔も、狭まってきたわね、そろそろ分娩室に移りましょう、歩けるでしょ」

「はい、なんとか…」


いよいよ、ティアラは母に、そして、また、一つの星が生まれ、夢の色をつける

「はい!息んで!もっと!もっと!」


「痛いぃ!!真弓〜〜早く!出てきて!ハァハァハァハァ」


「はい!ヒッヒッふー!次の息みで赤ちゃん出てきますからね!………はい!息んで!」


「んんッーー!!真弓!」

オギャア!オギャア!


その声は、普通以上に分娩室に響いた
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