☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「そうだ、あの子…子供の割りには血糖値がたかかったわね……それが、続いた事にも乖離の原因に……」


両親と本人に話し、承諾を得たティアラは、一つの命の星を守るため手術に集中する決意を改めた


翌朝…


「どう、よし君?痛くない?先生が、しっかり治してあげるから心配しないでね」


「少し怖いけど、頑張る、夢叶えたいから、早く治して元気になる」


「では、後程」


「先生!よろしくお願いします」


オペ室の準備も終わり
よし君も麻酔が効き始める

「それでは、大動脈乖離によれるバイパス形成術を始めます。レーザーメス……」


手術は順調に進んだかに見えたが……


「ティアラ先生、血圧が下がってます…心拍数も低下してます」


「やっぱり……心肺装置に切り替えた方がよかったか……」


「急ぎましょ」


途中、心配は、あったものの事無く手術は終わった


「あっ!先生!よしは」


「大丈夫ですよ、途中少し、血圧が下がりましたが、手術は成功です。後は、様子見ながら、弁の治療を考えていきましょう」


「本当に、ありがとうございました」


また、一つの夢色が叶う
一つの星が、歩きだす
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