後悔の後・・

傲慢女の末路

一人の女が町をさまよっていた・・・・・

どうして?どうして私が?

私は常に輝いて・・誰もがうらやむ生活をしていたのに・・

なのに・・・
******

暗くなった公園のベンチで今何故こんなことになったか振り返る・・。
そして・・先ほど自分をあざ笑った人たちを思い出す・・

「あんたなんて・・令嬢の肩書きなくしたあんたなんて何の価値もないじゃん」

「今まで人を見下して馬鹿にしてきた罰があたったのよ・・」

私は今まで社長令嬢として何でも思いどうりにしてきた・・誰もが私の思うとうりになった。
学生時代から・・常に私はお姫様・・

友達の彼氏も私を好きになり・・決してあたしが責められることもなかった・・


私に勝てるわけない・・そうあきらめがあったのだろう・・

どの男も私を好きになった。


友達は私のいうことは何でも聞いてくれた・・


男は私の我儘を可愛いと・・


それなのに・・


本城高谷に睨まれて、社長令嬢の肩書きを無くして仕事も首になったとき・・


すべてが変わった・・


今まで付き合いのあった男は・・飽きたとか、別な人を好きになったとか・・


友達は平然と手のひらを返し、


「あんたなんて友達とも思ったことないわ!今まで都合よく利用して・・私が好きになった男やつきあってた男・・全員影で寝取ってたこと知ってるんだからね!今まで仲のいいフリしてたのは令嬢の肩書きをりようして仕返しされるのが嫌だったからよ!でももう怖くないわ!」


そう言って水を玲子にかけ・・・

「あんたなんて友達じゃない!かかわんないで!」

そう言ってお店から出ていく・・


ショックで家に戻ると、家も売りに出さなければならなくなったと言われ・・


いい大人なのだから自分ですむところを見つけろと言われ



繁華街を歩く・・



そして行きずりの男に声をかけられ、今夜止めてもらえばいいと思ったが


すぐにラブホテルに入ると・・・


乱暴にだかれ・・気づいたら一万だけ置かれていた・・・


私がたった一万で?




口惜しくて空しくて・・・



辛く悲しい状況になったとき・・




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