後悔の後・・
外は夜で、雨だった・・だがそんなの関係ない・・・

早く千佳を・・

「千佳っー」

大きな声で叫んでも千佳は振り返らない・・


必死に追いかける・・


千佳・・・許してもらえないかもしれない、罵倒されてもいい・・だけど・・失いたくない・・それだけだった。



千佳が突然とまり振り返る、


「来ないで!これ以上惨めにしないで!信也さんなんか嫌い!」


「千佳・・」

雨の中泣きながら怒る千佳・・


「来ないで!」


僕からまた逃げるように走る・・・


俺は追いかけようとした・・だが・・

その時何が起こってるかわからなかった。

信号無視の車が千佳にぶつかり・・


「千佳っっ!!」

目の前で千佳が血まみれで倒れていた・・・





< 72 / 289 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop