後悔の後・・
昼食を終え、今後のことを考えながら会社へ戻ろうとすると、

会いたくない人物に再会した・・玲子だった。


「久しぶりね・・あれからいろいろ大変だったみたいだったけど?」


玲子の平然という態度に俺はムカついた・・。


「大変?よく平気でいえるな?千佳は死に掛けた・・妊娠していて流産までしたんだぞ!」


「何よ・・私だけが悪いんじゃないわ!それにあなただって・・私だってまさかあんなことになるとは思わなかったもの・・事故よ・・」


「もう俺に近づかないでくれ!」


「残念だけど、仕事上では嫌でも一緒になるんだもの仕方ないわ!」


「だったら・・・辞めるさ・・」


「ちょっと本気?辞めるなんて・・」



「千佳が望めばな・・・俺は千佳が大事なんだ・・」


そう俺は今さらながら気づく・・


「どうせ・・流産で同情してるだけでしょ?」

俺は玲子を睨んだ・・・


玲子は一瞬怯えたが・・


「何よ・・殴る気?そんなことをしたらパパのコネでどこにも再就職できなくなるわよ・・」



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