ここにいるよ。
からだ。

駅の階段を登る。


息切れが、ドクドクと上がっていく脈拍がわたしの体を包み込んではなさない。


一歩、一歩が鉛の鉄のように重い…。



次々に追い越してゆく、沢山の人…。小さな子供、遂にはお婆さんにまで追い越された。




わたしは17歳。





そして、歩けなくなった…。
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