春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】
『話がある』と言われて、屋上に連れて行かれた。お互いの顔がよく見えるように、向かい合って立つ。
「な‥んか用事ですか、夏貴くん?」
「夏貴くん」と呼ぶあたしに、
悲しそうな顔を見せた。
‥いつもオレ様のナツが。
『夏貴くん、か』
はははっと笑うナツの目から、一滴の涙がこぼれ落ちた。
『オレのことキライ、か?』
いつになく真っ直ぐな目に
思わずそらしてしまう。