春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】
『んじゃあこれから自由行動にしよっか』
フユの一言であたし達は部屋に戻った。
『おれなんかと一緒でごめんな?』
「ううん、全然っ」
あたしに背中を向けて立つフユは、いつもより小さく見えた。
「ねえ、フユ」
『ん?』
「あたしがフユのことスキだって言ったらどうする?」
この背中を‥早く自分のものにしたい
この背中に、抱きつきたい‥、
『嬉しいよ?』