ハツコイ
切ない恋

†seventeen


授業中の廊下を全速力で走り階段を駆け上る

「…ハァ………ハァ…ハァ…ッ………」


…忠義ありがとう
…私…自分の本当の気持ちに気づけたよ


…ありがとう


忠義…私のハツコイはアナタだったんだよ…


大好きだったよ…



「キィー」

重たいドアを開け、ドアの上に上る

昂…昂…ここにいるよね…??

「昂…」

「…瑠美…??」

寝転がっていた昂が目を見開きゆっくり起き上がった

「…ここにいると思って」

そう…来た場所は私と昂がよく来た屋上…

「私ね…忠義とさっき別れたんだ…」

「えっ!?…」

昂の目はさっきよりも大きくなる

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