ハツコイ

パタンとケータイを閉じた

すると昂はスクッと立ち上がりブレザーを着る

「どこか行くの??」

「祝しに行く」

ん??
文が短くてよくわからない

「どういう事??」

「海斗と美麗を祝しに行く
ほら、行くぞ」

そう言って私の鞄を持つ

えっ!?って事はさっきの会話聞こえてたってことだよね!!

バカに私はここで分かった

私が考えている間に昂は部屋を出ていってしまった

「ま、待ってー!!」

私もまだ戻ってきてない幸樹の荷物を持って部屋を出た

下に下りたら幸樹に会い、幸樹は私の手から自分の荷物を取ってちゃんと「ありがとう」と言ってくれた

< 89 / 484 >

この作品をシェア

pagetop