友情と恋。
私は萌を教室の端っこのほうに呼び出し、私が今感じていること、思っていることを全て話した。





「実はね・・・、この前仲良くなった鈴木健滋っているでしょ。」





「・・・うん。」



「あの子のこと・・・」





あーーー!!ダメだーー!!





好きな人を言うのってこんなに難しいの!?









「舞?その子がどうした?」







「だからね、その子のコト・・・、好きになっちゃったみたいなの・・・」









「いいんじゃないかな?お似合いだし!!」







「本当??でも・・・、告白はしないよ?」











「どええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?好きなのに告白しないの!?!?!?どういう神経しちゃってんの!?舞!!!」







え・・・?



好きなら告白しなきゃいけないの?




「ねえ・・・、心で思ってることは口にしないほうがいいよ・・・。」






えっ??今私しゃべった!?





「でも・・・、好きなら告白したほうが・・・。で!でもっ!あっちから来るの待つのもアリだと思うよ?」






「あの・・・、いいんだ。このままで・・・。」




「・・・そっか!まぁ、舞が望む通りにしたらいいと思うよ。」






って笑って言ってくれた。


やっぱり萌は優しい。



「そうだ!!私ね、健滋と同じ方向なんだよ、帰り道!!」



「ほんと??お互い好きな人と同じ帰り道だね~!!」





そっか!!


後が楽しみ!!
< 9 / 29 >

この作品をシェア

pagetop