ちぎりぐもパラグライダー



広がった景色にはやっぱり将大はいなくて、そこにあるのはお隣の扉と鼠色の地面。
そして寂れた寒さだった。



あれだけ顔を合わせていた将大の顔が、頭の中でだんだんと消えていって、もう会えないような気がして。


まだ遅くはないはず。


まだ地球は、滅亡していないもの。



私は無我夢中で走った。


将大の予言を受け入れて、そして伝えるために。
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