最初で最後
「…お前、顔赤い。どした」
「赤い…?」
暑い、事は無いはずだ。今は11月。凄く寒いのに。
顔が赤い…?照れてるわけじゃないし、暖かくは無いし…。
熱、なんかな。
働かない頭を必死にフル回転させて考えるけど、
俊也の手が額に触れ、思考が遮られる。
…手が冷たい。あたしが暑いのかな。
「お前熱あるだろ。熱い」
「や、頭痛い…いたっ!」
言いかけたところで、額にあった俊哉手がゴンとあたしの
頭を叩く。というか、殴られた。
…頭痛いって言ってるのに…!
「とりあえず、学校行ったらすぐ保健室行けよ」
「…行くよ」
お前はあたしの兄貴か、と思ったけれどそういえば
昔からお兄ちゃんみたいだったな、と思い出す。
今じゃ、喧嘩相手みたいなもんだけど。
「赤い…?」
暑い、事は無いはずだ。今は11月。凄く寒いのに。
顔が赤い…?照れてるわけじゃないし、暖かくは無いし…。
熱、なんかな。
働かない頭を必死にフル回転させて考えるけど、
俊也の手が額に触れ、思考が遮られる。
…手が冷たい。あたしが暑いのかな。
「お前熱あるだろ。熱い」
「や、頭痛い…いたっ!」
言いかけたところで、額にあった俊哉手がゴンとあたしの
頭を叩く。というか、殴られた。
…頭痛いって言ってるのに…!
「とりあえず、学校行ったらすぐ保健室行けよ」
「…行くよ」
お前はあたしの兄貴か、と思ったけれどそういえば
昔からお兄ちゃんみたいだったな、と思い出す。
今じゃ、喧嘩相手みたいなもんだけど。