光る道
第九章

薫の気持ち

「直人さん、着きましたよ!」




スタッフの声で、目が覚める。




「あぁ… ありがと…」




移動の車から、降りた。




「直人さん、喉大丈夫ですか? かすれてますよ。」



ギターの圭介が聞いてくる。




「大丈夫! 寝起きだからだよ!」



笑って返す。





「今年は、頑張ってるよなー… 俺。」




一人でつぶやいた。




ドラマをやり、終わったらすぐコンサートツアー。 



それも、あと2公演で終わる。




全国でいろんな人に出会えて嬉しいし、やりがいもある。




でもやっぱり、疲れもたまってきてた。 今日は移動日だが、別の取材が入っている。





「取材の人は、30分後くらいに来るそうです。 それまで、ゆっくりしてて下さい。」




控え室に通してくれたスタッフに、言われる。




「了解。よろしく!」




そう言ってソファーに座り、携帯を開く。




メールがきてた。




でもその文章を読んで、俺は固まった。




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