光る道
第五章

幼なじみ

夕方からの勤務前に、洗濯物をとりこんでいた。




「ただいまー。」




薫の声がするけど、玄関の方が騒がしい。井上さんも一緒かな… 




その声の主たちがリビングに入ってくる。




「おかえ…り…」




入ってきた人を見て、言葉が止まる…




「おー! あなたが噂の家政婦さんですか! お会いしたかったですよ!」




近寄って来た知らない男の人に、いきなり握手される。 わけがわからず、その人を見つめる。




「おい、達也! やめろよ! びっくりしてるだろ。」




薫の声で、やっとその人が手を離す。




「あっ。ごめんねー。僕、高島達也って言います。
薫の友達。 で、あいつが僕の妹の、奈々。」




そう言われて、初めて薫の横に立っている女性に気づいた。




「今日は僕の誕生日でさ、お祝いしてもらおうと、やって来たわけ。
噂のあなたにも、会いたかったし!」




「達也!よけいな事言うなよ! おまえらが、勝手におしかけたんだろ…
夕希、今日仕事は?」




「あっ… もうすぐ出る。」


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