君の名前


「っなんだよ」


俺がそう言うと彼女は「べつに」と言って寝転んで、今度は壁の方に体を向けた。


しばらく待っても、何も話してこないので、俺はまた何も言わずに椅子の向きを戻した。








結局、その日は何もないまま8時を過ぎると彼女は部屋を出ていった。

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