君の名前


「日曜日にね、」


そう話を切り出しながら、彼女は指定席に向かった。


いつも通り、俺の枕を抱えて、嬉々とした表情で話始めた。


「映画館デートするんだ」


へぇー


上手くいっていたのか。


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