闇夜のレクイエム


「…………ならその涙は
何に対しての涙だ?」



ナルの言葉に
カータルは目を見開く




「……喜びの涙だ」


カータルの言葉は
弱々しかった



本当はこんなの
誰も望んで無い



それなのに……




「もう一度人間の
俺にチャンスをくれ」



ナルの言葉にカータルは
首を傾げる




「チャンスだと…?」



カータルの言葉に
ナルは頷いた




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