ドキドキパニック
涼side




はぁ〜



何が大和撫子よこの子ったら。




私は隣にいる美優を見つめた。




…いつ見ても小さい顔。それに比べて大きい二重の瞳に長い睫毛。
そして薄いピンク色の唇。

細くて白〜い手足。


元々色素が薄いらしくてパーマのかかった栗色の髪。


…すっごい美人。



いや、美優には悪いけど美人より美少女の方がしっくりくるわね…





今度制服でも着せてみようかしら…フフっ♪




あっ、危ない危ない。



すっかり自分の世界に入りかかってたわ。


あ、一応言っとくけど私レズとかそういうのじゃないわよ。




あ、あと美優はその美貌から当たり前のようにモテる。


美優は全然モテてないって思ってる。


本当はその真逆なんだけどね。


男からいつも熱い視線を向けられてるんだけど…




本人は全く気付いてない。



この天然娘めっ!!




まぁそんなところがまた可愛いんだけどね♪


今でも私が社内で1番モテてるとかって思ってるし。


まぁ大和撫子はおいといて私はそれなりに男には全く不自由してないのは事実なんだけどね…




なかなかイイ人が現れないのよね〜。






『…涼ちゃん?どうかしたの?』
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