ドキドキパニック

3-4

課長side


不味いな…


美優を半ば無理やり俺の家まで連れてくることには成功した。まぁ、家に連れてくるのはまさかの展開だったけどこの際良しとする。


けど…





不味い…






理性持つかな…俺。




いや、だってさ、コーヒーを淹れて戻ってきたら美優がちょっと緊張した顔してソファーの下に座ってるわけで。


コーヒーを渡すと『ありがとうございます。』とか上目遣いで俺を見てくるわけで。


若干酔ってるせいかシャツが少し乱れてるのも気付いてないわけで。


しかもそれは自分の好きな女。


欲情しない男なんかいないだろ?


しかも、バーでの相談は美優は気付いてないけど説明から言ってそれは美優の好きな男ってことで。


最初それが誰か分かんなくて凄いショック受けたし、あの美優といっつも一緒にいるやつは俺が失恋するのを見たかったのかとやりきれない想いだったが思い切って(てゆうより、その美優が好きな男の給料減らしてやる女々しいこととか色々考えながら)聞いてみると、それがまさかの俺なわけで。



結論的に俺と美優は両想いってことで。



それを今どう美優に説明しようか検討中。美優を抱き締めたい衝動に駆られながら。







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