Milky Way
ちいさな可能性を頼りに
あの後すぐに体調を崩して熱を出した。

もう1週間ほどベッドの中。

体調の悪い時ってどうして志向がマイナスへと向かうんだろうね。

悲しいくらい絶望的。

シンへと繋がる方法が無くなってしまったみたい。


(もう会えないの…?もう二度と?)


そう思ってしまう自分が恨めしい。

シンの姿を思い出しては涙が止まらない。


(諦めるしか、ない?)

(…諦める?)


自分の言葉に呆然とする。


【アキラメル】


(そしたら私は…?その時私はどうなるの?シンの居ない世界で生きていく?…もう本当に会えなくなる。)


「そんなの…やだよ…」


(二度と会えないなんて絶対ヤダ!)


私の心は決まっていた。

【諦める】こと程胸が引き裂かれそうになる選択はない。

この言葉が今の私には一番つらい。

だけど…


(じゃあどうすれば…会える?)


考えても考えても熱に侵されてる思考回路では到底答えに辿り着かない。


何度思考を巡らせてもいつも同じ。


会いたい。

でもどうすればいいのか分からない。

だけどどうしても会いたい。

でも…


これの繰り返し。


だけど考えれば考える程。

シンの何かに触れたくて堪らなくなる程にあなたに対する気持ちはどんどん膨らんでいくばかり。


それなのに…私が動けば動く程、あなたは遠ざかっていく。


そのふたつの間に板ばさみにされている私の心は結構限界なんだと思う。
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