Milky Way
ほんの十数分程で彼女は私の部屋から去っていった。


心を無にすることは私なりの防御方法。


(多くて1日に1度だもの私は大丈夫。琴は強い子でしょ?)


そう言い聞かせれば不思議と耐えられた。


もちろん初期の頃は無理だったけれど。


ああいうことが始まったのは今からもう5、6年も前。


何かをした訳じゃない。


きっと私が存在していることがいけないことだから。


さっきあの女が言った『いい加減にしなさい』は私が生きること…かな。
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