[妖短]空の境界線を越えて
3.見越入道
-またあの夢だ。

夢の中でそう認識したのは初めてだった。

何かに追われていた。

振り返ろうとしても怖くて振り返れない。


ココはどこだろう。

周りは靄がかっていて、私は背の高い石垣に沿って走っている。
所々に背の高いアスレチックらしき物があるところを見ると公園だろうか。


-途切れない。

いつまでも真っ直ぐで、終わりの無い石垣。

靄のせいで石垣の反対側はさっぱり分からないし、
石垣から離れて走って、場所が分からなくなる方が怖い。


追ってくる気配は確かに迫っていて、
私は必死に逃げている。
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