本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
「一度貴女のSマート以外での働く姿が見たかったんです。頑張ってますね」



花子ポッカァン?

ですよ。



「まっさん調査ですか?誰かから見合いの話しでも有ったですかね?それならお断りですよ悪しからず」


「いいえ僕が知りたかったんですじゃあ又明日遅刻しないで下さいねお休みなさい」




まっさんはそう言ってヒラヒラと右手を振りながら店を出て行った。



ヤッパリ花子はポッカァン?


です。



まっさんが帰った後も何だか最後に言われた言葉が気になりますよ。



花子何だかドキドキしてます。




気のせいだ



花子は自分の心に言い聞かせますよ。


だって花子は太郎さんが好きなんですから。



って太郎さんの事アンマリよく知ってませんけどね。

でもキュンしたんですよ。

初めて出会ったあの日に。

「あり得ん」



花子溜め息と共に1人ゴチましたよ。



「小池さん。さっき話ししてたのSマートの店長さんですよね?何だかいい感じでしたよ」



久美子ちゃんがいつの間にか花子の横に来ていて綺麗なお顔でニッコリ微笑みました。


久美子ちゃん貴女はとても綺麗ですね。



花子も綺麗になりたいよ。


「そうだけど何時も喧嘩ばかりでちょっとうざいよ。アハハ」




何だか言い訳みたいなひきっつた笑顔になってしまったよ。


フゥ・・・





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