本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
揺れる気持ち
自宅に帰ってからも気持ちの中に2人の男性の影が行ったり来たり。

花子こんな事初めてです。


親友の遠く離れてしまった鈴木凛子ちゃんに電話をしなければ気持ちが持たんよ。


トゥルルル…トゥルルル…トゥルルル…

「はぁい」

リンちゃんの懐かしい声です。涙が出ますよ。

「リンちゃん。花子やけどなっ。今、よろしいか?」

「どないしたぁん。珍しいなぁ。アンタが電話して来るなんて」


「たまには、いいやんか。何かなぁ。花子なぁ。恋しとるねん」


「おっ!やっとか。あんた興味無いもんなぁそう言う事良かったやぁん」



「そうやねんけどな。アカンわ苦手今、解らん様になっとるよ」


「またかいな。あんた何時もそんなんやな」


そんな会話から約二時間程、ダーリンと、まっさんの影の話しをしていましたよ。

ななぁ!


疲れて来ましたよぉ。



面倒くさっ!


これですよ!花子の恋の弱点「メンドクサイ」



考えるのも嫌になりますよ。


花子は気持ちが一杯になると何故か辛くなって逃げたくなります。

ダーリンにしたキュンな、あのドキドキさえも消し去りたくなります。



でもヤッパリね。


花子は恋をしていたいなぁ。


何て、気持ちが上がったり下がったり。




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