本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
「お客様大変お待たせいたしました。生憎当店には在庫が御座いませんのでご注文となりますが。いかが致しましょうか?」


ここは昼間の自称No.1のSマート接客サービス三ツ星レジ係で鍛えた可愛い笑顔でダーリンの心をGETしなければ。

 
しかし花子の笑顔にダーリンたら素っ気ない感じです。


「いつ頃入りますか?」



花子またまた笑顔で。



「一週間ぐらいですが。入荷次第ご連絡いたします」


「じゃ。お願いします」



ダーリンは無表情のまんまでそう言いました。


花子の笑顔は魅力ないのかなぁ?


気を取り直そう


「では、この用紙にお名前とご連絡先を記入して下さいませ」



ダーリンは無言で用紙に記入すると花子背を向けて店を出ていきました。

・・・



素っ気ないがまた素敵やん




今しがた運命的に出会った運命の王子様

花子は可愛くなるからね






本屋の仕事って作業が多くてあんまりお客様の顔を見る事か少ない。

お問い合わせなどや毎日立ち読み。

失礼しました。


毎日ご来店頂く常連様などは覚えていてどんな本をお好きなのか把握出来てますけど・・


後、担当部署の常連様などですが花子は文庫と実用書の担当。

趣味の文芸書などは解りますが。



専門とコミックは苦手でね開かずの通路化してましたよ。 



久美子ちゃんが問い合わせを持って来た教育書は初めは拒否したかったですね。


でも拒否しなくてよかった。



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