秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
支度を終え、迎えに来た純君の車へ乗り込むと、かなり灰な純君。
「まずはドラマ撮影からだよ~」
いつもはもっとしゃきしゃきしてる人なのに。
そう言って純君はウチのマンションから車を出した。
なんか、純君死んでない??
いつも軽く握ってるハンドル。
今日は若干ハンドルにもたれてれいる感じ。
疲れてんのかな??
じゃあ、
せめてアタシが代わりに―……
寝といてあげよう。
そう思い、後部座席で横になった。