Brother&Sister〜初めての再開〜
禁忌を犯した兄妹
初めての…
希望からの誘い。
『して?』
その言葉を受け入れた俺達は今日、兄妹からの一線をこすのであった。
「本当にいいんだな?」
俺はもう一度問い掛けた。
「大丈夫。本当に大丈夫だから。」
「俺らが兄妹とわかっていても大丈夫なのか?俺にはその覚悟がある。お前には覚悟があるか?」
「ちゃんと覚悟はできてる。だから言ったんだよ?私が覚悟できていってるわけないよ。私は男としてお兄ちゃんの事好きなんだから…!」
希望にはきちんと覚悟ができているようだ。
だが訂正しなくちゃいけない言葉がある。
「希望。今の言葉訂正。」
「えっ?私違う事いってた?」
「そういう意味じゃない。俺の事を今晩お兄ちゃんと言うな。」
「え?なら何て言えば……んっ……」
俺は触れるだけのキスを落とした。