Brother&Sister〜初めての再開〜

別れの日






そして別れの日は一番辛かった。




お兄ちゃんとは電車のホームでの別れとなった。





お父さんとお母さんはお兄ちゃんに何か話している。



それでお兄ちゃんは笑いながらうなずいている。





あたしは何を言っていいのか分からなかった。




ひたすら流れてきそうな涙をこらえていた。





お父さんとお母さんとの話しが済んだのか、あたしのところに来てくれた。




「何泣きそうな顔してんだよ。」





「だ……だって……。」




お兄ちゃんが話しかけてきてこらえていた涙が流れてきた。





「泣くなって。約束しただろ?また会うって。」





「…うん。」





「だからそれまでの辛抱だろ?それまで家族の事頼んだぞ…?」





「うん…。わかった……。」




そしてあたしは涙を拭った。





そしたら電車が来た。





「あ……もう行かなきゃな。」




「鳴実体に気をつけるんだぞ。」




「分かった。大丈夫だよ。父さん。」





「必ず連絡くらいしてきなさい。」





「絶対にするよ。母さん。」




「お兄ちゃん………。元気で……いてね…?」




「当然!大丈夫だ。」





そしたら頭を撫でてくれた。




プルルルルル──────




電車が発車しようとする。




お兄ちゃんは電車にのる前にあたしの耳元でこういってくれた。




『ずっと愛してるよ。』





そういって電車に乗り込んでいった。




そして笑って家族全員に手を振ってくれた。





あたしは最後の言葉ですごく泣いた。




「お兄ちゃん!!!!!」




お兄ちゃんはあたし達の姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。





あたしは泣きながら一生懸命に手を振った。





< 82 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop