空から笑ってて



―――2日目


「ふぁ〜‥‥‥。」


今日も1時間目から来た。なんでかって?優汐が昨日‥‥‥。


【昨日】

『じゃぁな。』


確かにそう言って別れたはずだった。
のに‥‥‥。


『待ってぇ〜!!』


はい。2度目のアタック来ましたー。こけましたー。顔面打ちましたー。


『優汐‥‥‥。ってめぇ‥‥‥。』


『携帯!!!』


は?
優汐は携帯を開いて何やら操作している。
怒ろうとした、この俺の頭はどうしてくれんだよ。冷めちったじゃねぇか。


『ほら!諒携帯!!』


『赤外線〜!そーしん☆』


なんだコイツ‥‥‥。
“☆”付けてやがる。いや。問題はそこじゃなく。


『俺の携帯で何やってんの。』


『ケー番&メアドの交換!!』


うっ‥‥‥。
またこの笑顔。この笑顔をされるとなんも言えなくなる。
こんな笑顔、ほかの奴らにしてねぇよな??


『諒といつでも連絡取れるように交換してた!!
もちラブメールも送ってよ??』


『送らん。』


『え〜けちー‥‥‥。まぁ良いや!あたしが送れば良いし!!
じゃぁ今度こそ!バイバ〜イっ!!』


『はいはい。』
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