きままなウルティマ生活【エッセイ】

シージペリラスという世界

 全てのシャードの中で最も過酷なシャード。

それが「シージペリラス」

 何が過酷かというと……

その1.
「全ては貴重なアイテム」

このシャード、街にある店の価格が他シャードの3倍。
そしてNPCはアイテムを買い取ってくれません。

「ハサミ」があるのですが、本来カバンの中にあるハサミは使用しても壊れません。

しかしこのシャード、ハサミまでも壊れるという始末。

この時代、食べないとスキルの成功率や上昇に関係していたため食べ物は大切なものでした。

 価格が3倍なのもあって街で売っているものは高価で、むしろ他シャードで貴重品であるレアアイテムや家の装飾品がこのシャードではかなりの安値である。

そう、装飾品などよりも生きるために必要なアイテムの方が大切だと思えるシャードなのである。


赤ネームさんたちは生肉ですらルートして(奪って)いくという、なんともわびしさが残る。

一切合切、PKさんたちは持っていきます。

からっぽの自分の棺桶を眺める。
という事がよくあった。
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