闇の中の華
「私、もうすぐ此処に住むからアナタの住むところ私が探してあげるわ」


クスクス笑いながら話す奈津美を美帆は一瞬見つめ、ふらりと立ち上がった


「な…なによ」


「……」


美帆はそのままリビングを出て、玄関の扉を開けて一人外に歩いていった


その時、別室にいた里香は美帆の行動には気付かず、繋がらない携帯ボタンを押し続けていた
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