ヒワズウタ ~チヒロ~


昨日の帰り道は、すごく緊張して、興奮して、ずっと私が話してて、

結局、彼の名前すら聞けなかった。


深くて、低い、彼の声が、

いつまでも私の中に響いてて、なかなか寝つけなくて。


窓の外が、薄明るくなってた。




そのまま、いつのまにか寝てたみたいで、煩いくらいの蝉の鳴き声と、夏の暑さで目が覚めた。


そのまま、準備をしてバイトに行き、彼を待ちながら仕事をした。



< 26 / 56 >

この作品をシェア

pagetop