誕生日には花束を抱えて【完】
<正平>


それからは、受験モード全開。


オレの受験勉強を邪魔しないよう気を遣ったのか、愛は、オレを悩ませるような可愛すぎる態度も、不機嫌な態度も取らなかった。




そして――。


愛は、国立女子大学の理学部。

山本は、公立医科大学。

小泉とオレは、国立大学の工学部に。


無事、合格することができた。

< 124 / 200 >

この作品をシェア

pagetop