YOKOHAMA★BOYS
拳士は席を外した。


『真琴さん、拳ちゃんの事嫌いじゃないんでしょ!?』


ロンが聞いた。


「…うん。

でもアイツ、昔っからケンカばっかりしてるんだよね…」


『そんなケンカばっかしてる感じにな見えねぇけどなぁ…』


「アイツ、友達の事になるとすぐカーッとなるんだよね。

だから自然と頼られるようになっちゃってさ…」


『相良さんみてぇだな…』


『でもそれって悪い事じゃない気がするんだけど…』


「私も、友達のためにケンカしたりする熱いとこ結構好きなんだけど、やっぱ心配なんだよね……」


『そっか…

彼女になったら、余計心配だよな…』


「うん。」


『女心って難しいなテツ。』


『あぁ難しい!!』


そこに一人の男が走って来た。


「真琴さ〜ん!!汗"

拳士さん居ないっすか!!汗"」


「どうしたのそんな慌てて!?」


『何だ何だ!?』


「俺なら居るぞぉ!!

どうした!?」


「フジ高(藤沢高校)の奴らに駅前のロータリーでタケシが殺られました!!汗"」


「タケシが!?」


「えぇ!!

アイツ等、夏休みでみんながバラバラになってる所を狙って来たんです!!汗"」


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